引用先 https://blog.goo.ne.jp/blackcat_kat/e/7c2bb02f93586c6834605e903ecba8bd
6月に発売される富井電鉄峠(たお)線のキハ202+キニ903・新塗装2両セットに入っているキニ903は国鉄のキワ90ですが、どんな車両なのでしょうか。
●キワ90も不運なディーゼルカーだった。
https://www.pinterest.jp/pin/704250460506189003/
キワ90が作られた理由はローカル線で無煙化が進んだことで、その当時の国鉄がローカル線の少量貨物輸送もディーゼルカーで行えるか?
という実験を行うために作ったのがキワ90になります。
そして落成したキワ90は宮崎機関区に配属され、妻線で実際に使えるかどうかという実証試験を行いましたが、キワ90に搭載されているエンジンが、
DMH17Cエンジンですが、このエンジンでは貨車も2両までの牽引でも精一杯でありましたし、さらに少しの勾配でも速度が落ちてしまう結果が出たということで、走行性能は実用化には程遠いものでありましたし、
キワ90は7tまで貨物を積むことができましたが、幹線との接続駅での貨物の積み替えも生ずるということで、ローカル線の合理化には寄与しない結果となりました。
そして実証試験が終ったは宮崎機関区で休むことが多くなりましたが、たまに緩急車のワフとして貨物列車の最後部に連結されることもありました。
●キワ90も事業用貨車に改造された。
引用先 https://expechizen.exblog.jp/12157016/
キワ90は2両作られましたがそのうちのキワ90 1は1971年に廃車となりましたが、キワ90 2は今度は、房総地区の電化工事における架線柱への金具取り付け作業用として製作された事業用気動車のキヤ90に改造されましたが、
どのように改造されたかというと、これまであった貨物室と運転台の3分の2を撤去して、主作業台・回転作業台・昇降用ディーゼルエンジンを設置して、車体の色も保線機械と同様に警戒色である黄1号となりました。
キワ90をキヤ90に改造する際に担当したのは郡山工場でしたが、この時、改造を担当した方達もこんな車両があったのかと驚いたのではないでしょうか。
それくらいに国鉄のディーゼルカーの中でも変わった存在の車両でしたが、今度はキヤ90に改造したのはいいのですが、ディーゼルカーということで、運用するには乗務員を手配しなければならないということで、1970年になってから制御回路を一部変更したうえで、最高速度も45 km/hに制限して保線機械並みに作業要員が使えるようにして形式も事業用貨車のヤ390になりました。
そして房総地区での電化工事で使われ、工事が終わったあとは旧大網駅跡の側線に留置されていたが、1984年に廃車されましたが、キワ90も国鉄のディーゼルの中では変わった存在でありましたが、 キヤ90のちのヤ390はもっと変わった存在の車両でした。
●キワ90もノス鉄で製品化された。
引用先 http://gami-yuki.cocolog-nifty.com/weblog/2020/05/post-c69d7b.html
キワ90ですが、nゲージの世界では古くはワールド工芸から製品化されていましたが、それがノス鉄の第1弾で製品化されたというのですから、これには驚いたという方も多いのではないでしょうか。
ちなみにノス鉄の第1弾では、国鉄で一番小さな電気機関車のeb10とシークレットでeb10の前進でもあるab10も製品化されました。
ノス鉄の第1弾のキワ90ですが2種類あり、一つ目が茶色の塗装で、もう一つが上半分がクリームで下半分が茶色の車両ですが、どう違うのかというと前者は登場時で、後者は晩年になります。
そして6月に販売される富井電鉄峠(たお)線 気動車+荷物気動車のキハ202+キニ903・新塗装 2両セットにキニ903としてキワ90が加わりますが、この場合、富井電鉄にキワ90が譲渡されそれが荷物気動車として使われるという設定ですが、
あくまでもこれは架空の鉄道に譲渡されたという設定ですから、そこはフリーランスの車両として楽しむということになりますが、キワ90は現実の世界では使えなかった車両ですが、架空の世界でしたらいろいろと使えるということでありました。