引用先 https://www.constructiontransparent.com/
北海道で運転さていた石炭列車で使われていたセキ3000が、カトーから8月に発売されますが、セキ3000とはどんな車両なのでしょうか。
●セキ3000は戦後に作られた石炭車の代表格。
●セキ3000から形式変更になった車両も出てきた。
●nゲージでもセキ3000は製品化されてきた。
●セキ3000でカトーの製品はこんなことができる。
●セキ3000は再びtomixから製品化されるか?
●セキ3000は戦後に作られた石炭車の代表格。
引用先 https://www.kasyalabo.com/%E3%82%BB%E3%82%AD
北海道で運転されていた石炭列車で活躍したセキ3000は、戦後に作られた石炭車の代表格で、戦前に作られたセキ1000の改良型で、北海道のほかに中国地方や九州でも使われた車両もあれば、積み荷には石炭以外にも石灰石、鉄鉱石、硫化鉄鉱、甜菜などの輸送にも使われ、国鉄からJRになってからも引き続き、JR貨物でも使われ1990年代の初めにすべての車両が廃車となりましたが、北海道で運転されていた石炭列車の主力として長年活躍した車両になります。
●セキ3000から形式変更になった車両も出てきた。
引用先 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E7%82%AD%E8%BB%8A
セキ3000には、台車のばねを変更したり、積み荷の関係で形式が変わった車両もありますが、
台車をばねを変更して出てきた車両は石炭車のセキ6000で、
引用先 https://blog.railroad-traveler.info/entry/2021/01/16/200934
セキ6000が出てきた理由は、セキ3000が積載時に最高速度が55km/hに制限される欠点がありました。この欠点を解消したのがセキ6000で、積車時でも最高速度65 km/hで運用可能になりましたが、そのために台車の枕ばねを柔らかいものに交換したTR41Bが使われました。
セキ6000の現役時代は、根室本線の石炭列車や伯備線で運転されていた石灰石輸送列車に、九州地区の石炭列車でも使われていましたが、九州地区の石炭列車は2軸のセラ1やセフ1がずらっと連結された編成で運転されていましたが、ごく一部の地域でセキ6000が使われていましたし、伯備線で使われていた車両はd51の3重連で運転されていた石灰石輸送列車で活躍していました。
セキ3000には、釜石地区で使われていたホキ2100に改造された車両もありますが、以外にも釜石地区ですが古くから鉄鉱石が産出していました。
その関係で、専用の貨車が必要になったということで、セキ3000が35t積みのホッパー車のホキ2100に改造されましたが、
引用先 http://highland.hakuba.ne.jp/~natsume/kamotsu/fchopper/hok21h.htm
ホキ2100は、鉄鉱石以外にも釜石線では石灰石の輸送にも使われていましたが、鉄鉱石も石灰石も鉄を精製するのには欠かせないものであります。
ホキ2100とセキ3000とは、外見は変わりませんが台車がブレーキ梁を強化したTR41C-2となっていますし、黄色い帯が車体の中間に入っている点もセキ3000とは大きく異なる点になります。
●nゲージでもセキ3000は製品化されてきた。
引用先 https://aucview.aucfan.com/yahoo/m1066148748/
nゲージの分野でセキ3000は、古くはtomixブランドで香港製の貨車として販売されていましたが、1980年代中ころの急激な円高で香港製の貨車は生産中止となり、その後、河合商会が引き継ぎましたが、tomixブランドと河合商会のセキ3000は北海道仕様の車両でヨンサントオ以降の姿で黄色い帯に道外禁止の文字が入っていますが、
tomixブランドと河合商会のセキ3000は、妻板上部にあるブレーキハンドルがついていますが、実物のセキ3000は函館本線の小樽から滝川の区間が電化される際に、ブレーキハンドルが妻面に移設しました。
これ以降のセキ3000は、カトーから製品化されたものが該当しますが、函館本線の小樽から滝川までが電化された時点ではセキ1000も使われていましたが、セキ3000と同じ工事を受けました。
セキ3000で妻板に ブレーキハンドルがついている車両は河合商会がセキ3000のバリエーションとして販売しましたが、車体には黄色い帯もなければ、道外禁止の文字もついていない姿でありますから、函館本線の小樽から滝川までが電化される以前の姿を再現したものもありました。
●セキ3000でカトーの製品はこんなことができる。
8月にカトーからセキ3000の10両セットと2両セットが販売されますが、カトーのセキ3000の特徴は、積み荷の石炭は取り外しができ、夕張線から追分駅に集結してd51が室蘭まで運転されていた50両編成の2400t列車を再現することができますし、折り返しの空になった編成も再現できますが、実際に2400t列車を担当した鷲別機関区の話がSL甲組の肖像の中でも出てきていますが、
追分駅から室蘭まで運転されていた2400t列車は、追分から室蘭に向かう時はそれほど問題もなく運転することができましたが、逆に帰りの列車は石炭車も空でそれを引いて追分駅を目指すのですが、途中の社台周辺ですが、時期によって樽前山から吹き降ろすヤマセで、空の石炭車で編成された列車があおられることもありましたが、実物の編成では行きよりも帰りの方が大変でありましたが、
その点、鉄道模型ではそんなことはありませんが、さすがにnゲージでセキ3000で編成された50両編成の2400t列車を再現するとなると、10両セットが5個必要になりますし、長さも半端でない長さになりますからそれなりの長さにして楽しむということになりそうな感じであります。
●セキ3000は再びtomixから製品化されるか?
引用先 https://barkat.tv/ygfav/x2930252.html
セキ3000は、tomixも香港製の貨車として製品化しましたが、急激な円高で生産中止となり、その後河合商会が引き継ぎましたが、河合商会自体も倒産という羽目になりました。そうしたこともあって、tomixや河合商会のセキ3000はヤフオクなどで探すしかありませんが、もしかしたらtomixから再び製品化されるということも、ひょっとしたらあり得るのではないでしょうか。
その場合ですが、妻板にブレーキハンドルがついている車両が製品化されるのではないでしょうか。実物のセキ3000も函館本線の小樽から滝川が電化された際にブレーキハンドルの位置を変更する工事を受けましたから。
あと、セキ3000が製品化された場合ですが、バリエーションのセキ6000やホキ2100も製品化されてもいいのではないでしょうか。セキ6000で、北海道仕様の車両は今のところNゲージでは製品化されていませんからカトーから製品化されてもおかしくないものですし、ホキ2100もカトーから製品化されてもおかしくはありません。