本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

今も現役で活躍しているc57とはどんな車輌なのか?

 

 


引用先 http://homepage3.image.coocan.jp/nippou1.html

 

JR東日本JR西日本に所属するc57とはどんな車両なのでしょうか?

 


今も現役で活躍しているc57とはどんな蒸気機関車か?

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/161059

 

今も動態保存機としてばんえつ物語で活躍しているc57の180号機山口線での復帰が待たれる1号機ですがどんな機関車かというと、

 

・製造数が201台で、c51型機関車に次いで多く作られたライトパフィシックです。

 

・戦前から戦後にかけて4回に分けて作られたということで細かい違いも出ています。


・運転のしやすから機関士の方達からも高い評価を受けていました。


・四国を除く全国各地で見かけることができた蒸気機関車で首都圏では佐倉機関区に所属していた車両が上野駅まで乗り入れていました。

 

・ライトパフィシックということで、特急かもめの門司から博多までの区間、急行日南3号などの優等列車も担当しましたし、普通列車も各地の路線で担当しました。

 


・昭和50年の12月14日に運転された蒸気機関車による最後旅客列車225レを担当したことでも知られています。

 

 

c57には戦前と戦後に作られたグループがあった。

 

 

引用先 https://drfc-ob.com/wp/archives/123162

 

今も現役で活躍している蒸気機関車の中でも人気のあるc57は、戦前と戦後に分けて作られていましたが、これらのグループを分けていきますと、戦前に作られたグループには山口線での復帰が待たれるc57 1号機がありますが、c57の1号機は1次型になります。

 

 

 

引用先 http://b767-281.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-e98447.html


そして2次型はというと、番号で行くと139から169までになります。

画像は2次型の門デフのc57 151号機になります。

 

 

引用先 http://www.t3.rim.or.jp/~boogie/c57151.htm

 

そして戦後になってから作られた3次型ですが、今もばんえつ物語を担当している180号機を含めて、

 


引用先 https://response.jp/article/2022/02/25/354613.html

 

170から189までになります。

 

 

そして4次型はというと190から201までとなります。

画像は門デフの196号機になります。

 



引用先 http://6.fan-site.net/~haasan55/NagasakiJNR.htm

 


じゃあ?戦前型と戦後型の違いは、1次型の1号機と3次型の180号機を比較してみるとその違いが明らかに出ていますが、戦前作られたグループについてはボイラーの側面に配管がついていますが、戦後型になるとこれがなくなっている点がその違いになりますから、そこを見分けることで戦前型かもしくは戦後型かという区別ができます。

 

 

c57のデンターの台車には2種類あった。

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/43582

 


それとc57についてはデンターの台車が2種類ありましたがどんな台車かというと、


一つ目が一体鋳鋼製のLT241

 

 

 



引用先 https://hobbycom.jp/my/B-17/diaries/29636


もう一つが鋲接板台枠構造のLT202

 

 

引用先 https://www.imon.co.jp/webshop/index.php?main_page=product_info&products_id=142763


になりますが、

 

 

この二つの台車はd51の標準型でも見かけることができましたが、ただ、機関車デゴイチの標準型については鋲接板台枠構造のLT202が圧倒的に多くて、が一体鋳鋼製のLT241については少数派でありました。

 

ちなみにですがc57と同様に戦前に作られたヘビーパシフィックのC59でも一体鋳鋼製のLT241と鋲接板台枠構造のLT202が使われ、さらにC60になってからも引き続き同じ台車が使われていました。

 

それでc57ですが、どの台車がどのように使われたかというと、戦前に作られた1次型については一体鋳鋼製のLT241、2次型が鋲接板台枠構造のLT202。

 

戦後作られた3次型はというと、2次型と同じく鋲接板台枠構造のLT202で、最後のグループでもある4次型については船底デンターで一体鋳鋼製のLT241でしたが、これ、戦後になってから作られたC59 100番台でも一体鋳鋼製のLT241が使われていました。

 

それとさいたま市にある鉄道博物館に保存されているC57 135号機は、本来ならばデンターの台車については一体鋳鋼製のLT241ですが、それが鋲接板台枠構造のLT202に変わっていますが、いつ? デンターの台車が変わったのでしょうか?

 

同じようなケースとして山口線で活躍しているd51 200号機も台車が変わっているというのですから、これもいつ変わったのかという謎が残ります。