本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

ローカル線で活躍したキハユニ25と26の特徴と路線はどこだったのか?

 

引用先 https://raillab.jp/photo/216212


北海道のローカル線と本州のローカル線で活躍したキハユニ26とキハユニ25は、どんな車両だったのでしょうか。

 

 

 

 

キハユニ26形とキハユニ25形は新しく作られた郵便荷物車だった。

 



引用先 http://junkyuuhiei.la.coocan.jp/keishikishashin/kidousha/kiha20/dcpg26.htm

 

ローカル線の郵便荷物輸送で活躍したキハユニ25とキハユニ26は、国鉄がまともに作った郵便荷物ディーゼルカーですが、

それ以前はというと、キハユニ15や18などキハ10系からの改造車ばかりで、それでもローカル線での郵便荷物輸送が追い付かないということもあって、国鉄が新しく作った車両になりますが、

 

キハユニ26もそうですしキハユニ25も、国鉄が分割民営化する前にすべての車両が廃車となりましたが、逆に言えば今の時代だからこそこの手の車両は、必要ではないのでしょうか?トラックドライバー不足問題は、今後も深刻になっていくとも言われていますし、そうした流れで宅配便も届かなくなるとも言われていますから、改めてキハユニのような車両の重要性が高かったかということを証明したのではないでしょうか。

 

 

キハユニ26形とキハユニ25形はどんなところが違うのか?

 

 

 

 

引用先 http://hasekasuga.sakura.ne.jp/tetsudo/tohoku/152-21.html

 

ローカル線の郵便荷物輸送に活躍したキハユニ25と26ですが、どんな違いがあるのかというと、


キハユニ25は1~6までが、

 

 


引用先 https://railway-photo.hatenablog.com/entry/36842051

 


北海道向けの車両でキハ21と同様に客室や荷物室の窓がバス窓であります。台車もウィングバネ式DT19C(駆動台車)・TR49A(付随台車)になります。

 

それでキハユニ25ですが、6番が焼失事故で廃車になった関係で新しく作られた車両がありますがそれがキハユニ25 7番になります。

 

 


引用先 http://ttr.b.la9.jp/lib57/khyn257.html

 

新しく作られたキハユニ25 7は、これまでのキハユニ25とは異なり、キハ22をベースにしたということで、窓も1段上昇の窓になっているのが最大の特徴になります。

 

これに対してキハユニ26は本州向けの車両ということで、キハ20と似ている部分が多く、窓もキハ20の後期型と同じく上・下段とも上昇式の2段窓になっていますし、

 

台車もコイルバネ+オイルダンパを枕バネとするDT22A・TR51Aでありましたから、キハ25に荷物室と郵便室を設けて、トイレがない車両になりました。

 


キハユニ26形とキハユニ25形が活躍した路線は?

 

 

 

 

引用先 http://hasekasuga.sakura.ne.jp/tetsudo/kyushu/135-12.html


キハユニ25と26ですがどこで活躍したかというと、キハユニ25は日高本線や宗谷本線に廃線となった天北線などのローカル線で使われていました。


キハユニ26は、四国を除く本州各地のローカル線九州地区で活躍していましたが、その一つが只見線ですが、只見線でも沿線に郵便物や荷物を運ぶのにキハユニ26も活躍していましたから、キハユニという車両がどれだけローカル線での郵便物や荷物輸送に貢献したのかということを表していますが、

 

この辺は飯田線で活躍した旧型国電のクハユニ56や、クモハユニ64クモユニ147と同じではないでしょうか。飯田線ではこれらの車両が郵便物や荷物の輸送に活躍していましたから、こうした車輌こそ、今後必要になっていくのではないでしょうか。

 

そしてこれらの地域ではキハ22やキハ20も活躍していましたし、キハ40も活躍していたということで、キハユニ25であったりキハユニ26は、日本各地で見ることができたローカル線で活躍していたということになりますが、それだけローカル線には欠かせない車両でありました。

 

 

キハユニ26形とキハユニ25形に両運転台の車両があったら?

 

 


引用先 https://www.pinterest.jp/pin/669910513291769683/

 

キハユニ25と26は片運転台の車両ですが、両運転台の車両があったらさらに便利だったのではないでしょうか。

その理由は両運転台ということで、1両でも運転することができますし、両運転台ということで、増結や切り離しも簡単にできますから、それであればもっと地方のローカル線でも郵便に荷物輸送も効率化を図ることができたのではないでしょうか?

 

何しろ1両で乗客と郵便に荷物も運べるメリットもありましたから。

それとある程度の距離を走るということを想定してトイレもあったほうがいいですね。そうなりますとさらに使い勝手のいい車両として活躍できたのではないでしょうか。