本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

C11が開発された目的と活躍の場も貨物から旅客まで広かった。

 

 

 


引用先 https://www.steamlocomotivejapan.com/c11-1

 

c11といえば大井川鉄道東武鉄道でも活躍していますが、どんな目的で開発された機関車なのでしょうか?

 

 

 

 


c11はc10の改良型だった。

 



引用先 https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/736656.html


c11が作られた理由は、c10と同じく明治時代に作られた老朽化した支線などで使われていた機関車を置き換える目的で作られた車両になりますが、


c10と比べてc11には戦後になってからも作られましたから、それだけ使いやすいタンク式機関車になりますが、この辺については今も大井川鉄道東武鉄道で複数のc11が動態保存として存在しているのもそうした理由からです。

 

 

c11も戦後まで作られた蒸気機関車の一つであった。

 

 

 

引用先 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/photonews/photonews_nsInc_202211220000696-2.html

 

国鉄で使われていた蒸気機関車で戦後になってからも作られた車両

d51

・c57

・c58

c59

がありますし、c57軽量級の旅客機としては最大の201両が作られましたが、c11は戦前から戦後にかけて379両が作られましたが、国鉄で使われたタンク機関車で一番多く作られた車両で、それだけ使い勝手が良かったからこそ、戦後まで作られたということになりますが、c11は戦後まで作られた関係で5次型までの車両がありますが、

 

c10と比べてどこが違っているかというと、

 

c10は側面のタンクがリベット留であるのに対してc11は電気溶接で側面のタンクが作られているところが一番の違いになります。

 

それでc11ですが製造年代でいろいろと異なる部分もあり、

 

特に1次型と2次型以降の車両は、ボイラー上のドーム1次型はc10と同じく前が蒸気ドームで後ろがサンドドームになっていますが、これが2次型以降は、前がサンドドームで後ろが蒸気ドームと入れ替わっています

 


3次型コールバンカーが平らになっていますが、なぜそうなったのかというと石炭を多く積むためで、今もJR北海道や大井川鉄道東武鉄道で使われているc11 207号機もこのグループになります。

 

 

そして4次型は戦時型サンドドームと蒸気ドームがかまぼこ形で、デフレクターは木製でありましたが、戦後になってから改修された車両については3次型と区別がつかなくなりましたが、

 

東武鉄道で使われているc11 325号機も4次型で戦時型のグループに入りますが、戦後になってから改修工事をを受けた関係で3次型と同じ外見となっています。

 

そして5次型は、戦時型と呼ばれたグループを3次型と同じ形にしたものになりますが、一つのグループでこれだけ細かなちがいがあるのがc11の特徴であります。

 

 

c11は現在運転されているSLの中でも動態保存機が多い車両。

 

 


引用先 https://response.jp/article/2020/10/02/338993.html


蒸気機関車で静態保存機が多い車両といえばd51ですが、d51は北海道から沖縄まで全国各地で保存機があります。

 

この他にもc57や9600なども保存機が多い車両として有名ですが、この点についてはc11も同じでありますが、

 

c11は動態保存機が多いということでも知られていますが、なぜ?動態保存機でc11が多いかというと、静態保存されている車両が多いということが一番の理由になりますが、

 

蒸気機関車を整備していくうえで重要なことは何かというと予備の部品をどう確保するかということになりますが、c11は静態保存機が多いということで予備の部品も確保しやすいということがありますから、それが逆にc11が動態保存機として多い理由になりますが、

 

 

蒸気機関車を整備するうえで予備の部品をどうするかについてはc62 3号機が、復活する際ですが、その指揮を担当した山下仁郎さんもc62の安全弁の確保する際にも大変な思いをしましたが、

 

それだけ蒸気機関車を整備に当たっては、予備の部品をどうするかが重要な問題になりますが、その点c11は静態保存機も多く予備の部品も確保しやすいということで、動態保存機が多いというのも納得がいく話であります。

 

 

c11はローカル線の貨物列車でも活躍していた。

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/115055

 

c11が現役時代の頃になりますが、大型のデンター式の機関車が入れない区間では旅客だけでなく、貨物列車でも活躍していましたが、その一例として日高本線もあれば、


標茶線に瀬棚線などがありまが、これらの路線ではc11が貨物列車を担当していましたが、今もJR北海道に残るc11171は長万部機関区で瀬棚線、東武鉄道で使われているc11207は苫小牧機関区で日高本線無煙化になるまで貨物列車で活躍していた車両になります。