本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

東武鉄道の謎: c11とのつながりはいつからなのか?

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/73529

 

 

 


c11は首都圏大手私鉄東武鉄道に3台所属していますがどういった理由で、東武鉄道にc11が所属するようになったのでしょうか?


c11が東武鉄道に所属するその理由とは?

 

 

 

引用先 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/photonews/photonews_nsInc_202211220000696-4.html

 

東武鉄道には3台のc11が所属していますが、なぜそのようなことになっかというと、

 

東武鉄道栃木県の日光や鬼怒川までの直通する列車も運転していますが、日光や鬼怒川地区沿線観光の活力創出という東武鉄道の中期的な経営計画がありその一環の一つが、日光や鬼怒川地区での蒸気機関車の運転ということになりますが、

 

東武鉄道でも自社線内の観光地の活性化と集客力をいかに増やすかという狙いで蒸気機関車の運転を始めたということになりますが、

 

蒸気機関車は今や貴重な文化財でもありますからいかにしてのちの世まで語り継いでいくかということで、東武鉄道蒸気機関車の運転を始めた目的でもありました。


c11で東武鉄道に所属する車両たちはどんな車両か?

 

 

引用先 http://keio201.blog.fc2.com/blog-entry-861.html


東武鉄道には、3台のc11がありますがどんな車両かということについて改めて振り返りますと、

 

c11 207

 

 

引用先 https://www.sankei.com/photo/daily/news/181107/dly1811070009-n1.html

 

c11 207は現役時代は日高本線の貨物列車を担当していました。c11 207の特徴は、ヘッドライトがデフレクターのステーの部分についていることですが、

 


なぜ?c11 207がそのような形になったかというと、c11 207が使われていた日高本線は海岸線を走っていた関係で、がけからの落石などもあり得るということで、前方を見やすくするためにヘッドライトがデフレクターのステーについていました。

 

そして廃車になった後は静内町で保存されていましたが、JR北海道がc11 171を復活させたことをきっかけに再び、本線を走ることなりましたが、

 

JR北海道でも蒸気機関車の維持が大変になったというような最中に東武鉄道蒸気機関車の運転を始めるということで、東武鉄道JR北海道から借りていますが、

 

もしかしたらJR北海道から東武鉄道に譲渡されるということもあり得るのではないでしょうか。

 


c11 325

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/56770


c11 325はc11の戦時型の車両となりますが、戦後になってから改修工事を受けた関係でドーム部分については3次型と同じものに交換されたということで、戦時型の面影は残っていません。

 

それでc11 325ですが、現役時代は相模線で使われていました。そして廃車になったのち、栃木県の真岡鉄道で復活することとなりましたが、

 

真岡鉄道でもc11 325を維持することが、大変になったということで、東武鉄道が引き取ったということになりますが、この辺はc11 207と似ているのではないでしょうか。

 

 

・c11 123

 

 

引用先 https://www.steamlocomotivejapan.com/kushiro-c11-1

 

c11 123は、いろいろと複雑な経歴をたどった車両で元は今はJR西日本湖西線でありますが昔は江若鉄道という私鉄がありましたが、

 

c11には私鉄向けにも作られた車両が複数ありましたがそのうちの1台になります。

 

それで江若鉄道時代はc111というナンバーで使われ、1957年に釧路にあった雄別炭鉱鉄道に移動して使われていましたが、今度は雄別炭鉱が閉山し、雄別炭鉱鉄道も廃止されたということで、1970年からは釧路開発埠頭で活躍していましたが、1975年に引退したのちは一般の方が所有していましたが、

 

それが東武鉄道が3台目の蒸気機関車を増備することにとなり、日本鉄道保存協会から東武博物館に譲渡され、そして4年近く整備して2022年に再び本線に復活することになりましたが、ナンバーはc11 123となっていますが、国鉄のc11にも同じナンバーの車両がありましたが、

 

東武鉄道の車両は2020年度東武鉄道創立してから123年の節目の年でもありますし、この他にも日光鬼怒川エリアの活性化や東日本大震災で被災した東北の復興の支援の一助という目的もありました。

 

 

c11が東武鉄道にも存在していた。

 

 

 

引用先 https://www.nikkansports.com/general/nikkan/photonews/photonews_nsInc_202211220000696-2.html

 

 

c11は国鉄だけでなく私鉄でも保有されていましたが、その一例が江若鉄道ですが、実はc11は東武鉄道でも所有していましたが、

 

東武鉄道も開業当初から蒸気機関車を使っていましたが、今も東武鉄道博物館には開業当初から使われていた蒸気機関車も展示保存していますが、

 

東武鉄道が所有したc11についてはどんな車両かというと、今はJR東日本の路線でもある青梅線ですが、元は青梅鉄道でありましたが、

 


そこからさらに伸びていた奥多摩電気鉄道が発注した車両になりますが、ここも戦時中に国によって買収されたということで、その際に発注したc112を東武鉄道が引き取ったということですが、c112は1945年落成した車両になりますから国鉄で使われたc11の4次型ですから戦時型の車両になります。

 

 

そして東武鉄道で廃車になったのが1963年ですから、東武鉄道にc11が存在していましたが、こうした伏線があったからこそ東武鉄道に3台のc11が揃うことになったのではないでしょうか。