本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

鉄コレでも製品化されたクハ55はいろいろなバリエーションがあった。


引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-1/sub40-55-1.htm


鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットのクハ55もバリエーションが豊富な車両になります。

 

 

 


クハ55とはそもそもどんな車両なのか?

 

 

引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-1/sub40-55-1.htm


鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットのクハ55とはどんな車両かというと、

戦前に作られたモハ41系の一員になりますが製造年代によって前面が平妻かそれとも半流かなどいろいろと製造年代でも大きく異なっていますが、

 

・平妻のクハ55については

 1次型が運転台の後ろの窓が800mm

 2次型が運転台の後ろの窓が500mm×2

 

になりますから、最初に作られた平妻の車両でも1次型と2次型とでは若干違いが出ています。それで鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットのクハ55は1次型の車両になります。

 

そして半流のクハ55はというと、昭和11年から15年の後期製、16年製の車両についてはウィンドシル、ウィンドヘッダーがついた車両になりますが、昭和15年の前期製のクハ55についてはノーシル・ノーヘッダーで落成しました。

 

あとクハ55についてはいろいろとバリエーションも多く、クロハ59から改造された車両もありますがこれについては平妻になりますし、半流についてはクロハ69から編入されたもの、モハ60から編入されたもの戦後進駐軍が利用したクロハ55から編入されたものもありますが、クロハ55も元をたどっていくとクハ55でありました。

 

あとサハ57から改造された300番台もありますが、その中で唯一クハ55320については
ノーシル・ノーヘッダーのサハ57から改造された車両になりますし、さらにクハ55についてはトイレがついて400番台の車両になったのもありましたが、

 

このグループも平妻、半流、サハ57から改造された300番台からの車両もありますが、

詳しいことについては最盛期の国鉄車両ガイドブックの1巻にクハ55の詳しい写真などが掲載されていますのでそちらを参考にするとより詳しいことが分かります。


クハ55がクハ68に改造され飯田線で使われていた。

 

 


引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-3/sub40-55-3.htm

 

鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットでもあるクハ55の平妻車ですが実は飯田線でも使われていましたが、どうしてクハ55が飯田線にいたのかというと、

 

飯田線で使われていたクハ55ですが車内をロングシートからセミクロスシートに変更したことでクハ68になった車両になりますが、クハ68もクハ55と同様に複雑な経歴を持つ車両が多数存在していたということでも知られていますが、

 

クハ55からクハ68になった車両で飯田線で使われていた車両については平妻、半流、クロハ59から改造された車両がありましたが、

 

具体的な番号はというと、

・クハ68013→クロハ59改

・クハ68068→クハ55 平妻 1次車

・クハ680401→クロハ59改 トイレ付き

・クハ680403→クロハ59改 トイレ付き

・クハ680405→クロハ59改 トイレ付き

・クハ680407→クハ55 平妻 2次車

・クハ680409→クハ55 平妻 1次車

・クハ680412→クハ55 半流

・クハ680414→クハ55 半流

・クハ680418→クハ55 平妻 1次車

・クハ680420→クハ55 半流

 

飯田線で使われていたクハ55から車内をセミクロスシート変更して形式がクハ68となった元クハ55ですが飯田線で旧型国電が全廃になる1981年の3月の時点ではトイレ付きの400番台が使われていたということで、

 

クハ55のうちサハ57から改造された300番台を除く車両がひととおり揃っていたということになりますが、サハ57から改造された車両もあったらすべてのクハ55が揃っていたということになったのではないでしょうか

 

 

クハ55には戦時中に被災し、戦災復旧車両となった車両もあった。

 

 


引用先http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-1/sub40-55-1.htm


あと、クハ55ですが太平洋戦争の末期に東京が空襲された際に被災して廃車となり、戦災復旧客車のオハ71、オハフ71となり、そこから荷物車のマニ74や郵便・荷物車のスユニ72 50番台となった車両もあれば荷物車にまともに改造されたマニ71となり、最後は救援車のスエ71へとなった車両もありますが、

 

これらの車両についてですが詳細はRMライブラリー229巻国鉄救援車図鑑の下巻やRMライブラリー277巻~279巻の70系戦災復旧客車にいろいろと写真や側面図が出てきていますが、マニ71、74、スユニ72からスエ71になった車両については明らかに元電車であったということ痕跡がはっきりと残っていますし、

 

戦災復旧客車で唯一事業用車として復旧したスヤ71については車体がノーシル・ノーヘッダーの車体であったということでも知られていました。


クハ55 鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットはどう使うか?

 

 


引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-2/sub40-55-2.htm

 

今回の鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾ですが、シークレットはクハ55009になりますが、これ、どう使ったらいいのかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

 

昨年販売された鉄コレ JR旅客6社コラボver.第1弾にはクモハ41が入っていましたからこれと組み合わせるということになりますが、

 

その場合、クモハ41に動力ユニットをつけるということになりますが、実際に茶色どうしのクモハ41とクハ55の編成はあったのかというと、

 

最盛期の国鉄車両ガイドブックの1巻の6ページの下の方に旧型国電時代の宇部線の写真でさらに1970年に撮影された写真がありますが、

 

この当時、宇部線で使われていたクモハ41をはじめとする旧型国電ですが晩年に運転台の下に黄色い帯を入れていない頃になりますから、上記の組み合わせでもいいということになります。


クハ55 鉄コレのバリエーションは今後、あり得るのか?

 

 


引用先 http://kokuden.net/mc53/sub.htm/sub40/sub40-55/sub40-55-1/sub40-55-1.htm

 

今回のの鉄コレ JR旅客6社コラボver.第2弾のシークレットが平妻のクハ55009ということになりましたが、そうなりますと今後、どんなバリエーションが期待できるかと思っている方もいるのではないでしょうか。

 

一番手堅いのは飯田線で使われていた平妻のクハ55からクハ68になった車両ではないでしょうか。

 

その場合、相方については半流のクモハ54 100番台ではないでしょうか。クモハ54 100番台もクモハ60の車内をセミクロスシートにした車両ですから同じグループの車両での編成となりますが、

 

晩年の飯田線ではそのような組み合わせがありましたから今後もしかしたらということもあり得るのではないでしょうか。