本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

ef81の代わりに北陸本線の主役となったef510とはどんな電気機関車なのか?



引用先 https://raillab.jp/car/56137

 

ef81の代わりに北陸本線の主力として活躍しているef510ですがどんな電気機関車なのでしょうか。



 

 


ef510はef81の後継機として開発された電気機関車である。

 

 

引用先 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JR_Freight_EF510_9.jpg

 


ef510ですがこれまで北陸本線で使われていたef81の代わりに作られた電気機関車で、


特徴としては、

 

オールマイティーの3電源方式の電気機関車であること。

 

・貨物はもちろん寝台特急北斗星なども担当していた。

 

・0番台についてはレッドサンダーのニックネームで呼ばれており、元JR東日本の500番台については星釜、カシ釜とも呼ばれている。


・そして3つの区分から成り立っており、先行量産車を含む0番台北斗星やカシオペアで活躍した500番台九州地区で今後活躍していく300番台があります。


ef510は先行量産車からすべてが始まった。

 

 

引用先 http://www.kanorail.com/EF510/EF510.htm

 

ef510ですが最初に先行量産車をの1号機を作ってからその後、量産車へと移行しましたが、JR貨物になってからは初めてのケースになりますが、

 

JR貨物で使われている電気機関車については、ef210もそうですしeh500試作車を作ってから、問題点などを洗い出してから量産車へと入りますが、ef510については最初に先行量産車を作ってからというのですが、

 

この点については、国鉄時代に作られたef65 0番台の流れを引いている可能性がありますが、ef65 0番台もef60がありましたからその改良型ということで先行量産車の1号機を作ってから本格的に量産へとつながっていったというのですから、

 

ef510ef65 0番台と同じことから始まったということになりますが、新型機を作るうえでのテスト走行なども先行量産車で行い、それから本格的に量産へと進んだというのですから、そういう意味でもこれまでのJR貨物で使われていた電気機関車とは大きく異なる車両になります。

 

ef510には500番台の車両もある。

 

ef510には500番台の車両もありますが、500番台についてはJR東日本寝台特急北斗星カシオペア向けとして作った車両になりますが、

 

なぜ?JR東日本がJR貨物で使われている電気機関車を作ったかというと、これまで寝台特急北斗星カシオペアを担当してきたef81の老朽化がありました。

 

それで代わりの電気機関車ということでJR貨物が作ったef510JR東日本でも採用したということになりますが、

 

JR東日本が作ったef510 500番台ですが、JR貨物の0番台との違いはというと、

 

ATS-P・ATS-Psとデジタル無線およびブレーキ設定器を装備していた点ですが、この点については保安装置についてはJR貨物と東日本では異なっていたということになります。

 

・尾久から上野間での客車推進運転用のスイッチを設置していたこと。

 

これですが上野駅に進入する際ですが最後部にラッパ噴きとも呼ばれる方が乗り込 み、本務機の乗務員の方と連絡取り合いながら列車をホームに止めるという作業をしていたということでそのための装置も必要だったということ。


東北本線黒磯駅の交直セクションを通過するための自動列車選別装置も装備していたこと。

 

東北本線黒磯駅ですがかつては直流と交流の電気機関車が交代する場所でありました。そういうこともあってef510500番台のような電気機関車には自動で電源を切り替える装置がついていたということになります。


そしてef510500番台ですが北斗星指定機が13台で、カシオペア指定機が2台ということでありましたが、具体的な番号はというと、

 

ef510501からef510508、ef510511からef510515

 

 

引用先 https://jnrpc.com/PC-PHOTO/10-07.html


までが北斗星指定機になります。

 

そしてef510509からef510510までがカシオペア指定機になります。


そういうこともあって実際に北斗星カシオペアに入る割合というと北斗星指定機の方が多かったということで、

 

 

引用先 http://maronokimagure.blog100.fc2.com/blog-entry-191.html


カシオペアが運転される際にef510509からef510510のどちらかが入った際はまさに当たりくじを引いたものであったといわれていますが、

 

 

引用先 https://www.torepa21.com/html/a-q3hef51cssp3e7.html

 

2台だけであれば確率も低くなりますし、逆にカシオペア指定機が北斗星の運用にも入ることもありました。

 



引用先 http://blog.otokomaeno.com/?eid=141


それとef510 500番台についてもef81から続いている東邦亜鉛の安中貨物なども担当していたというのですから、

 

実際に北斗星指定機が安中貨物を担当した画像になります。

 

 

 

引用先 https://review.kakaku.com/review/S0000769789/ReviewCD=1151404/


安中貨物についてはカシオペア指定機も運用に入りましたが、実際に撮影された画像ががあります。

 

 


引用先 http://www.kanorail.com/EF510/EF510.htm


安中貨物についてもカシオペア指定機がカシオペアを担当することはなかなかお目にかかれなかったということでしたから、この点についてはカシオペア指定機が寝台特急カシオペアの運用に入るのと同じことで、カシオペアを撮影したら北斗星指定機だったということでがっかりした方も多かったとも言われています。

 

あとef510500番台については上野と青森を結んでいた寝台特急あけぼのに臨時に充てられたということもありましたが、


それはいつかというと、2011年の8月11日と12日ののことでありました。

 

なぜef510500番台が寝台特急あけぼのを担当したのかというと、上越線の不通によりその関係で、東北本線経由で運転されたということで、寝台特急あけぼのも4時間近くの遅れが出て上野に到着したということになります。

 

それで2011年の8月11日にはカシオペア指定機があけぼのを担当しました。

 

 

引用先 http://dekoichi.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/ef510-509-35a3.html

 

そして翌日の2011年の8月12日には北斗星指定機があけぼのを担当しましたが、

 


引用先 http://do-lack.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/812-85f6.html

 

ヘッドマークがついていないところが残念な点でありますが、臨時の運用ですからそうなってしまうのも当然のことです。

 

ef510 300番台も登場し、九州での活躍も期待されている。

 



引用先 https://modelernahibi.blog.jp/archives/39532227.html


ef510ですが、九州で使われていたef81やed76を置き換える目的で300番台の車両も登場しましたが、300番台が出る時ですが、車体の色はどうなるんだという話が出てきました。


そして301号機が落成してみたらなんと銀色になりましたが、この辺についてはこれまで関門トンネルで活躍してきた電気機関車がステンレス製車体であったということですから、それに対するオマージュ的な物だったのではないでしょうか。

 

そうしたこともあってついたあだ名も銀釜というのですから、最初にステンレス製の車体で無塗装で活躍したef1024号機から数えて、4代目の銀釜ということになりますし、

 

JR貨物でも2025年度までにef81形電気機関車とed76形電気機関車をすべて置き換えるということですが、2024年の3月のダイヤ改正までには新たに7台が増備されるということですから、

 

そうなると最後まで国鉄形の交直流機と交流機が九州で活躍するのも時間の問題ということになります。

そうなったら一番気にかかるのかef81303号機の動向になりますが、この車両については長年関門トンネルで活躍してきただけに何かの形で車両自体を保存してもらいたいものであります。