本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

カニ目SLのc11の貴重な現役時代の活躍と今後の展望。

 

 


引用先 http://c5557.photoland-aris.com/C11.htm

 

東武鉄道で使われているc11207は、ヘッドライトがデフレクターのステーについていることでカニ目と呼ばれていますが、なぜそうなったのでしょうか。

 

 

 

 


c11 207がカニ目の理由は前方の安全確認のため。

 

 

 


引用先 https://krfj.net/kasukabe/topic1/20160824/c11.html

 

c11 207は、現役時代は苫小牧から様似までの日高本線鵡川から出ていた富内線で使われていましたが、日高本線で使われていたc11はヘッドライトがデフレクターのステーについているのは、前方の安全確認のためでありますが、

 

似たようなケースとして国鉄が分割民営化前の秋の最後のダイヤ改正廃線となった、伊達紋別倶知安を結ぶ胆振線で使われていた倶知安機関区の9600もヘッドライトがデフレクターのステーについていましたが、

 

 

引用先 http://tmtm555.blog.fc2.com/blog-entry-382.html


その理由は、胆振線戦時中に昭和新山が隆起した関係で路線自体が大きく変わり、昭和新山を迂回する格好となりましたが、

 

その関係で夏場は霧で前方が見にくくなったり、冬も夏と同じく雪で前方が見にくくなるというようなことがありました。

 

そうしたことで倶知安機関区に配属された9600はヘッドライトがデフレクターのステーについていますが、今も倶知安駅前に倶知安機関区にいた9600が展示保存されていますが、じゃあ?c11 207の場合はこれも倶知安機関区にいた9600と同じ理由ですが、


日高本線富内線で使われたc11にがカニ目の理由も前方の安全確認になりますが、日高本線は今は鵡川まででそこから先の様似までの区間については廃線となりましたが、

 

日高本線が太平洋側の海岸線を走る区間もありますが、その一例が新冠から静内区間は海沿いを走りますから、夏場は霧も発生しやすいということで、日高本線富内線で使われたc11はヘッドライトがデフレクターのステーについていましたが、これは日高本線という路線が海沿いも走るということが、カニ目のc11を生み出したということになります。

 

 

 

c11でカニ目と呼ばれた車両の現役時代は?

 



引用先 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/539228/


c11207も現役時代は日高本線富内線で使われていましたが、その当時、担当した列車は貨物列車だけでありましたが、c11207が現役時代の日高本線富内線旅客はキハ22などが使われていたということで、

貨物はc11が担当していましたが、c11はタンク式の機関車ということで、終点で転車台を使って向きを変えることなく使えるということもあり、日高本線富内線でもその実力をフルに発揮していました。

 

現役時代のc11207の写真がガイドブック 最盛期の国鉄車両の13巻の蒸気機関車編 16ページの上の方にカラーで出ていますが撮影された場所は日高三石になりますが、c11207も現役時代はあまり目立たなかったということになります。

 

 

 

 

c11でカニ目と呼ばれた車両の晩年は?

 



引用先 http://blog.livedoor.jp/minami_aizu/archives/52965313.html


c11207も含めてカニ目と呼ばれた車両ですが晩年はどうなったのかというと、蒸気機関車が終焉を迎えるころになると、全般検査に余裕のある車両は他の場所に移動するということがよくあり、これまで使っていた車両とは異なる車両が移動するということがよくありました。

 

 

それで日高本線富内線で使われていたc11は道内に残る車両もあれば石巻線に移動した車両などもあり、最終的には移動先で全般検査切れで廃車となりました。

 

 

c11207は日高本線無煙化になったことで今度は長万部機関区に移動しましたが、長万部機関区時代はどこの路線を担当したのかというと、一つの可能性として瀬棚線で使われていたのではないでしょうか。

 

 

瀬棚線も道内でc11が使われていた路線ですから長万部機関区に配属され瀬棚線で使われていたc11が検査切れということで、その代わりとして配属されたのではないでしょうか。

 

ちなみにですが、今年も運転が始まった冬の釧路湿原号を担当しているc11171も現役時代は長万部機関区にいましたから、JR北海道で使われているc11が同じ機関区にいたのも何かの偶然なのでしょうか。

 

 


c11207が再び本線に復帰できた理由は?

 

 

 

 

引用先 https://allabout.co.jp/gm/gc/470642/


c11207は最終的には1974年の10月で廃車となりました。そして日高本線で使われていたということで静内町で静態保存されていましたが、2000年になって再び動態保存され、旭川機関区に配属され函館本線などで使われていました。

 

 

そして2017年から東武鉄道に貸し出されて、SL大樹として運行が始まりましたが、東武鉄道でSLの運転が始まった理由は鬼怒川などの沿線の観光地の活力創出というこで、

 

その後、真岡鉄道や道内で保存されていた旧雄別炭鉱鉄道で使われていたc11も加わるようになったのですから、

 

そういう意味でも東武鉄道にc11が揃うきっかけを作った車両になりますが今後、c11207はこのまま東武鉄道で活躍していくのでしょうか?

 

 

その辺についてはこれからということになりますが、カニ目と呼ばれたc11が今も現役で使われているということ自体が貴重ではないでしょうか。