本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

北海道で活躍したデゴイチの装備品あんなもの、こんなもの。

 

 

引用先 http://www.shiino-goichi.sakura.ne.jp/d51710_geneki_oiwakekikanku.htm

 


機関車デゴイチでも北海道で活躍した車両については、本州で使われていた機関車デゴイチとは異なる装備品をつけていましたが、どんなものがあったのでしょうか?

 

 

 

北海道形のデゴイチが装備といえば切り詰めデフ。

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/46089

 

機関車デゴイチ北海道形の装備した代表的なものといえば切り詰めデフレクター
になりますが、

 

なぜ?北海道形の機関車デゴイチデフレクターが切り詰め式になったかというと、

 

貨車などを入れ替えする際に誘導員の方の安全を図るためということで、

 

デフレクターが本州で活躍していた機関車デゴイチより短いということになりますし、

 

切り詰めデフレクターについてはそれこそ道内で活躍したすべての機関車デゴイチのなめくじとも呼ばれる初期型、標準型、準戦時型に戦時型の各タイプでも見かけることができましたし、

 

それと合わせて前面デッキにも手すりがついているのも北海道形のデゴイチの特徴になりますが、

 

実際の北海道形のデゴイチで切り詰めデフレクターを装備した車両として小樽築港機関区に配属されていたd51287の画像がありました。

 


引用先 https://tetsumaru.jp/user/C623/photo/12346/


小樽築港に配属されていたd51287号機については典型的な北海道形の機関車デゴイチ
標準型になりますが、


d51287号機運転台も密閉式になっています。

 

それと切り詰めデフレクターですが、道内で活躍した9600やc58もそうでしたし、c57でも装備されていましたから、

 

それこそ道内で活躍していた主な機関車に装備されていたということになります。


そうした絡みで、道内で廃車になった機関車デゴイチで本州で保存されている車輌にも切り詰めデフの車両もあります。

 

北海道形のデゴイチには運転台を密閉式にした車両もあった。

 

 

引用先 http://d51791.com/pg26osyamanbe.html

 

それと北海道形の機関車デゴイチで見かけることができたものとして、

 

運転台が密閉式になった車両もありましたが、なぜ?運転台が密閉式になったのかというと、


その理由は防寒対策ということでありましたが、北海道の寒さについて何ですが、本州に住んでいる方には本当に身に応える寒さですし、

 

蒸気機関車であれば運転台が開放式であれば運転台の中などにも雪が舞い上がって入ってくるということもありますから、

 

それであれば運転台も当然のことですが防寒対策ということで、密閉式になります。

 

その結果、扉がついた関係で炭水車と接する面にも妻板がついたということで、

 

密閉式の機関車デゴイチについては炭水車の前端の部分も改造されました。

 

画像は池田機関区に配属されていた戦時型のd511103号機になります。

 

 

 

引用先 http://railwayinmemory.sakura.ne.jp/HP0x101_D51_hokkaido(4).html


ちなみにですが道内で活躍した機関車デゴイチですがすべての車両が運転台が密閉式になったのではなくて、ある程度の数が運転台が開放式のままの車両もありました。

 

この点については道内で活躍したc57にもありましたが、

 

道内で使われていた蒸気機関車で運転台が密閉式になったのは旭川機関区に配属されていたc55だけになりますが、

 

c55については晩年は宗谷本線で活躍していましたが、宗谷本線については冬場はとても寒い場所でもありますし、さらに旭川稚内の間を往復しなければならないのですから、

 

運転台が密閉式になるのも当然のことでありました。

 

画像は旭川機関区に配属されていた流線形から改造された2次型のc5530号機になります。

 

 

引用先 http://d51791.com/pg26asahikawa.html

 

 


北海道形のデゴイチで見かけることができた旋回窓。

 

 

引用先 http://d51791.com/pg26goryoukaku.html

 

 

北海道形の機関車デゴイチにも装備されていたものとして、旋回窓がありましたが、

 

なぜ?旋回窓がついたのかその理由ですが、蒸気機関車の運転台の全面についている窓ですが本当に小さいものですが、冬場などは雪で前が見えにくくなるということで、

 

ボイラーを挟んで機関士側と機関助手側の前面の窓に旋回窓もつきましたが、

 

あと、函館本線を担当した長万部と小樽築港に所属していた機関車デゴイチについては機関士側の窓にさらに長方形の小型の見通し窓が付きましたが、

 

これも雪が降った際に前方を見やすくするためということで設置されたものでありますから、

 

それだけ北海道の冬場についてはどれだけ蒸気機関車を運転するのが大変だったのかということを表していることですが、

 

そうした装備品があったからこそ北海道形の機関車デゴイチが出てきたということでありましたが、

 

まあ、北海道という場所は本州と比べるととても寒い場所もありますから、この辺は今も変わりませんが、

 

それゆえ機関車デゴイチでも北海道の車両については重装備であったということになります。