本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

SL北びわこ号の終了と共に12系客車は消滅─貴重な車両の現役時代の記憶。



 

引用先 https://raillab.jp/photo/110323

 

網干総合車両所宮原支所の12系のハザも廃車となる車両が出てきました。

 

 

 

 

 

12系客車で原型を保った宮原の車両が廃車となる理由。

 

 


引用先 https://tetsumo.net/blog/%E8%BB%8A%E4%B8%A1%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97/post-0-39/

 

 

12系客車原型保った網干総合車両所宮原支所12系のハザが廃車になるのは使われる機会が減ったからです。

 

 

 

12系客車の宮原の車両はSL北びわこ号も担当していた。

 

 

 

引用先 http://www7b.biglobe.ne.jp/~rikisan/kyakusha/12kei.html

 

12系客車原型で残っている網干総合車両所宮原支所12系のハザが廃車になる理由は、SL北びわこ号の運行も終了し、これから先使われる機会がなくなったということですが、裏を返せばそれだけ客車を使う列車が運転されなくなったということですが、

 

この点はJR東日本の高崎支社12系のハザとの違いですが、JR東日本の高崎支社の12系のハザはd51498やc6120と組み合わさって運転されていますが、JR西日本網干総合車両所宮原支所の12系のハザはもっぱらdd51ハンドル訓練にしか使われていないというのですから、

 

そうしたこともありますし、c56 160が担当していたSL北びわこ号の運転が終了したことも網干総合車両所宮原支所の12系のハザの廃車の理由の一つとして考えられます。

 

 

 


12系客車は臨時列車用に作られた車両。

 

 

 

引用先 https://toyokeizai.net/articles/-/477600?display=b

 

 

今年の夏で廃車となるJR西日本網干総合車両所宮原支所12系客車とはどんな車両かというと、1969年に作られた臨時列車・団体列車を含めた波動輸送用車両として作られた車両で、作られた当初からお盆や年末年始に運転される臨時の帰省列車に使われており、実際に呉線経由で運転された臨時急行音戸51号にも使われていましたが、12系のハザとc62が組み合わさったのも蒸気機関車が終わりの頃でありましたから実現した光景です。

 

そして1975年頃になると、お盆や年末年始臨時の帰省急行列車によく使われ、その当時、宇都宮機関区にいたef57であったり、ef58などと組み合わさっても使われることもありましたし、臨時のスキー急行列車として使われることもありましたし、

 

 

1973年からは大阪と青森を結ぶ急行きたぐにの普通車に使われたのを皮切りに、急行津軽の座席車や急行八甲田、十和田などにも使われたり、20系との組み合わせで運転されていた急行ちくまにさんべ、日南やかいもんなどいろいろな急行列車でも使われていましたし、

 

国鉄が分割民営化を迎えるころには山陰本線東北本線で運転されていた旧型客車を置き換える目的で1000番台と2000番台の車両も登場しましたが、前者は蒸気暖房で、後者は電気暖房に対応した車両でしたし、臨時列車などに使われていたということもあり、これまで使われていたスロ81系お座敷客車の代わりに改造された車両もありますが、その一例が長野支社の白樺になりますが、

 

 

お座敷客車以外にもJR東海にあったユーロライナーなどのジョイフルトレインにも改造された車両も多数ありました。

 

 


12系客車で現存している車両は?

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/69681

 

 

12系客車で現存する車両は、原形を保ったままの車両は、JR東日本の高崎支社にもありますが、

 

 

 


引用先 https://raillab.jp/photo/297293

 


JR東日本高崎支社の12系のハザはいまだに大した改造もされないままの状態を保っていますから貴重な個体です。

 

あと、JR東日本にはばんえつ物語用の12系の車両もありますが、

 

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/45438

 

こちらは塗装変更され、さらにグリーン車などもありますが、一部の車両が窓周りが作られた当時のままの車両もあります。

 

秩父鉄道

 

 

引用先 http://b767-281.cocolog-nifty.com/blog/2021/08/post-284df4.html


12系のハザ秩父鉄道にもあり、秩父鉄道で運転されているSLパレオエクスプレス用として2000年にJR東日本から譲渡された車両で、今は茶色ですが以前はダークグリーンでありました。

 

東武鉄道

 

12系の客車東武鉄道にもありますが、東武鉄道12系JR四国時代グリーン車に改造され、今はSL大樹とSLふたら用の展望車に改造されて使われていますが、

 

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/271751

 

 

原形の状態で残っているものはJR東日本と秩父鉄道の車両だけですが、昔は修学旅行や創価学会の信者の輸送用として使われていた車両ですが気がついたらわずかな数になっている絶滅の危機にある車両です。

 

 

 

12系客車も消えていく車両となった。

 

 

 

引用先 https://raillab.jp/photo/201950

 

JR西日本網干総合車両所宮原支所の12系客車もついに廃車となりますが、作られてから50年近くが経過してきていますが、これまでたいした改造も受けずに残ってきた自体が、奇跡的ではないでしょうか。

 

また貴重な車両が消えていくというのですが、むしろ解体するよりも廃車になった後で残すことはできないのでしょうか。それだけの価値のある車両ですし、文化財としての価値がある車両ではないでしょうか。