本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

機関車デゴイチの変形車両あれこれ。こんな車両もありました。

 

 

引用先 https://www.city.nakatsugawa.lg.jp/soshikikarasagasu/bunkashinkoka/2/15286.html

 

機関車デゴイチの標準型についてはデゴイチの中でも圧倒的に多く作られた車両でありますが、

 

その中でもちょっと変わった車両を取り上げてみました。

 

 

 

機関車デゴイチの標準型の中でも有名な変形車といえばD51499号機。

 

機関車デゴイチの標準型の中でも特に変わった車両と言えば、

 

なにはなくてもD51499号機がありますが、

 

 


引用先 https://blog.goo.ne.jp/hanno1948/e/79f013cd014d87db30ab0dd9b13e453c


その一つ前がD51 498号機でありますがこの二つの車両ですが鉄道省鷹取工場で作られた車両になりますが、

 


同じ工場で作られた車両でも戦後になってから大きく変わったということです。

 

 

それでD51499号機といえば何はなくても後藤デフを装備しているという点でもよく知られていますが、

 

後藤デフを装備したD51の標準型については5台あり、

その中でもD51 499が装備したものについては一番大きなものであったというのですが、

 

じゃあ?いつ後藤デフを装備したのかというと、

 

1957年の7月に後藤工場に入場して整備された際に切取式除煙板G-3型装備に変わったというのですが、

 

 

D51 499号機についてはこのほかにも鷹取式集煙装置を1953年の12月に取り付け、


翌年の12月には今度は重油併燃装置取付を取り付けさらに今度は後藤デフを装備したというのですから落成した当初の姿から大きく様変わりしたということになります。

 

それでD51 499号機ですがいろいろと改造を受けた当時ですがどこに配属されていたかというと鳥取に配属され、

 

その後、福知山区に移動し、引き続き山陰本線での普通列車や貨物列車を担当していたというのですから、

 

何かと山陰本線とは縁のある機関車でありました。

 

そして山陰本線無煙化後は奈良機関区に移動し、

関西本線の加太越で本務機であったり、

 

補機として加太越えに活躍していたということになりますが、

 

奈良機関区といえばデフレクターに装飾を施したD51 882号機やD51 9O6号機もありましたから、

 

これらとともに加太越えで活躍していましたから、

 

その当時、D51 499が加太越えの本務機として走っているところを撮影した方もいるのではないでしょうか。


そして1973年の9月に廃車となり、


現在は津市にある津偕楽公園に保存されています。

 

機関車デゴイチの498号機も後藤デフを装備した。

 

機関車デゴイチの499号機が装備した後藤デフについてですが、


平成になってからの話になりますが、

 

JR東日本が所有するD51 498号機が2010年になってから後藤デフと集煙装置を装備した形態になりましたが、

 

この時は鉄道好きの方達の度肝を抜いたということになりますが、

 

まさか平成という時代に機関車デゴイチの499号機が装備した後藤デフが見られるとは思ってもみなかったということになります。

 

さらに後藤デフの498号機については、

 

2019年に信越本線の横川から高崎間で運転された快速「SL横川ナイトパーク」については、


引用先 https://tetsu2019.exblog.jp/241085927/


D51 498号機が担当し、

再び後藤デフと集煙装置を装備した形態になり、

 

さらに2021年になって運転された「SL横川ナイトパーク」でも
再度後藤デフと集煙装置を装備した形態になりましたが、

 

令和になってからもこのような姿を見ることができたというのですから、

 

つくづくD51 498号機は運のいい機関車ではないでしょうか。


機関車デゴイチの標準形で吹田操作場で使われた車両もさらに変わっていた。

 

機関車デゴイチの標準型の中でもさらに変わっているのは
吹田操車場で使用されたD51の標準型ですが、

 

ここで使われていたD51の標準型についてはなめくじと呼ばれた1次型と同じくデフレクターを撤去してしまったというのですが、


なぜデフレクターを撤去してしまったかというと、

 

吹田操車場で貨車を入換する際の見通しを改善する目的デフレクターを撤去をしてしまったというのですが、

 

最盛期の国鉄車両ガイドブックの16巻のD51形の標準型の111ページにD51115の写真が出ていますが、

 



引用先 https://japaneseclass.jp/dictionary/%E6%B0%B8%E4%B9%85%E6%A9%9F%E9%96%A2

 

本来ならばあるべきものがなくなったということでどことなくまぬけた感じになってしまったということでありましたが、


機関車デゴイチの標準型にはちょっと変わった車両も存在していたというのですが、

 

それらの機関車についてはそれなりの理由で変わった装備品などを装備していたということになります。