本棚の住人の鉄道忘備録

個人的に気になった鉄道に関するテーマで書いているブログです。

機関車デゴイチの標準型には国連軍向けの車両も作られていた。

機関車デゴイチの標準型についてあまり知られていない話として国連軍向けの車両もありましたが、

 

なぜそのような車両があったのか?何のために作られたのでしょうか?

 

 


なぜ?国連軍向けの機関車デゴイチが作られたのか?

 

機関車デゴイチの標準型については、

 

戦前から戦後にかけて台湾向けの車両も作られましたし、

 

戦後になって南サハリンが再びソ連領になったということで、

 

サハリン向けの機関車デゴイチも作られましたが、

 

この他にも国連軍向けの機関車デゴイチも作られましたが、

 

なぜ?機関車デゴイチに国連軍向けの機関車が作られたのかというと、

 

この件についてですが、

 

朝鮮戦争が勃発したということで国連軍、この場合、韓国に駐留するアメリカ軍になりますが、

 

それ向けの車両が必要になったということで国連軍向けの機関車デゴイチが作られたということでありました。

 

 


国連軍向けの機関車デゴイチはどこのメーカーが作ったのか?


それで国連軍向けの機関車デゴイチについてですが、作ったメーカーはというと、


三菱重工になりますが、実際に落成したときの画像がこれになります。


mitubisi-00111
http://shu.no.coocan.jp/de51-101.html

 


それで国連軍向けの機関車デゴイチについてはどんな特徴があったかというと、

 

レールの幅が標準軌1435mmでありましたから、

 

実際に製造した三菱重工も良く作ったものだと感心しましたが、

 

逆に言えば機関車デゴイチの標準型の技術があったからこそ、

 

国連軍向けの機関車デゴイチも作ることができたということになりますから、

 

こんなところにも機関車デゴイチの標準型のデザインが生かされていたということになりますから、

 

それだけ機関車デゴイチの標準型の車両がどれだけ作りやすかったか
ということを証明しているということではないでしょうか?

 

 

 


国連軍向けの機関車デゴイチと国内向けの機関車デゴイチの違いとその後は?

 

国連軍向けの機関車デゴイチについてですが、

 

国内で使われていた機関車デゴイチ標準型とは形式も異なり、


d51 101と102であるということと、

 

あと、デフレクターがないところ以外は国内で使われた機関車デゴイチ
の標準型とは変わらないということになりますから、

 

 

それこそ吹田操車場で使われていたデフなしの機関車デゴイチの標準型と同じものになります。


そして国連軍向けの機関車デゴイチについてですが、

 

その後どうなったのか?というと、最終的には韓国国鉄のミカナ1・2になりましたが、

 

いつ形式が変わったのか?いつ廃車になったのか?などについては不明のままとなっていますが、


機関車デゴイチの標準型にはこのような車両もあったということになりますが、

 

逆に言えばそれだけ機関車デゴイチの標準型については、作りやすかった車両だったということではないでしょうか?